(続) 冷めた結婚
「いいよいいよ。私が勝手に作っただけだし、明日食べよ?美味しいそうなコロッケだね」
笑顔が引きつっていくのがわかる。
「いや、今日は愛海が作ってくれた料理食べよう。それは、冷蔵しとけば明日でも食べれるよ」
「いいよ、本当に。まだ温かいからもったいないよ。キャベツあったかな?」
「愛海…」
なんで、輝が悲しそうな顔するんだろう?
よくわからないや。
「二人とも、風邪引くよ。中入って。あっ、これもらうね。サラダ作ってる間に、お風呂沸いてるから入ってきなよ」
「あぁ…」
輝が気まずそうに、私の顔色を伺っているのがわかる。
そんなことさせたくないのにな…。
やっぱり、態度に出ちゃってるのかな?