(続) 冷めた結婚
愛海は、全てがやばすぎる。
笑顔はもちろん、泣き顔も、涙も、声も、匂いも全てが俺の五感を刺激するんだ。
まぁ、本人は気づいていないんだろうけど。
愛海、違うんだ。
俺は謝って欲しいわけじゃない。
第一、愛海ら悪いことなんてしてないのに…。
それなのに、うまく伝えられないのが俺の悪いとこだ。
また、突き放すようなことを言って距離をとるんだ。
愛海を傷つけてることは、分かっているつもりなのに、本当、うまくいかない。