(続) 冷めた結婚
「ごめん…昼間。あれ以上愛海といると本当にやばくて、理性保つの精一杯なんだ。俺の悪いくせ。愛海に触れたくなる時は理性保つために距離をとろうってする。でも、いつもこうやって愛海を傷つけるの分かって、後悔しての繰り返し」
「愛想なんかつかしたことない。美結にさえ嫉妬する。愛海が一番だよ?」
輝はいつもストレートだ。
真っ直ぐに私の心の中心を捉える。
「掃除でもしてろって言われてる気がしたの。なんか、輝機嫌悪そうだったし…一人にされちゃうのかな?って思って…本当は一緒が良かったよ……」
「本当に、そういう意味で言ったわけじゃないんだ。言葉の文みたいな…マジでやばかったから、あの時。でも、そんな風に愛海が思ってると思わなくて…ごめんな」
切ない声で、そんなに謝らないで欲しい。
なんだか、私まで切なくなる。