(続) 冷めた結婚

『愛してる』



その気持ちを精一杯、伝えたくて。



言葉ではなかなか表現することのできないその気持ち。




俺は、愛海に出会えて幸せだ…




*******




「ん…」



目を覚ますと、もちろん横には可愛い顔をて眠る愛海がいる。



起こさなきゃと思いながらも、それに見とれてしまう俺は相当だ。




昔と今では状況が大いに違う。




隣の部屋で美結が寝ているのだ。





「愛海?起きて」




軽くゆすってみると




「ん…?」



案外すんなり起きた。




寝起きは俺より格段にいいみたいだ。





「愛海、服着て。美結起きたら困るだろ?」




まだ3歳とはいえ、こんな姿見られるの俺らのほうが恥ずかしい。



二人で、パパッと服を身にまとった。




「輝…」



さっき終わったばかりだというのに、後ろから抱き付いてくる愛海。



その瞬間、俺の全神経が背中にあるまる。




「ん?」




「もうちょっと…」




柔らかい感触と声が俺に向けられている。




本当、愛海はすべてが魅力的だ。




「っちゅ」




もちろん我慢なんてできなくて。



愛海の手を握り、振り向いて深い深いキスをした。


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