(続) 冷めた結婚
『愛してる』
その気持ちを精一杯、伝えたくて。
言葉ではなかなか表現することのできないその気持ち。
俺は、愛海に出会えて幸せだ…
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「ん…」
目を覚ますと、もちろん横には可愛い顔をて眠る愛海がいる。
起こさなきゃと思いながらも、それに見とれてしまう俺は相当だ。
昔と今では状況が大いに違う。
隣の部屋で美結が寝ているのだ。
「愛海?起きて」
軽くゆすってみると
「ん…?」
案外すんなり起きた。
寝起きは俺より格段にいいみたいだ。
「愛海、服着て。美結起きたら困るだろ?」
まだ3歳とはいえ、こんな姿見られるの俺らのほうが恥ずかしい。
二人で、パパッと服を身にまとった。
「輝…」
さっき終わったばかりだというのに、後ろから抱き付いてくる愛海。
その瞬間、俺の全神経が背中にあるまる。
「ん?」
「もうちょっと…」
柔らかい感触と声が俺に向けられている。
本当、愛海はすべてが魅力的だ。
「っちゅ」
もちろん我慢なんてできなくて。
愛海の手を握り、振り向いて深い深いキスをした。