星に願いを・・・
☆第一章☆
******************************
人は、
いつだってそう。
病気の人に、
見向きもしないで
去っていく。
私達は、
悪いことなんて
してないのに。
******************************
眩しい朝日がさしこむ。
看護師さんが、朝ごはんを持ってきて、
「おはよう。琴音ちゃん。調子はどう?」
「今日は、凄く楽になってる。
今日、お散歩行っても、良い?」
「えぇ。良いわよ。
ただし、検査の時間には、戻って来てね。」
「・・・分かりました。」
はぁ。
まただ。
看護師さんは、私達の事を思っているように見えるけど、
全然、思ってない。
いつも、『早く、退院すれば・・・。』
って、顔してる。
私は、私なりに、頑張っているのに。
「う~ん。お外はやっぱり気持ちいいなぁ。」
あれ?
なんか当たった?
サッカーボールか、なぁ?
「おぉ!!ごめんごめん!!
それ、拾ってくれて、ありがとう!!
キミ、名前は?」
「星宮 琴音(ほしみや ことね)ですっ。」
「そっか。
俺は、神月 昴(かみづき すばる)だ。
よろしくな!琴音!!」
「ふぇ!!いきなり呼び捨てですか!?」
「え!?嫌だったか?」
「いえいえいえいえ!!!
そんなこと・・・ない、です。」
「良かった!!
そういやぁ、こんな時間まで、居て良いのか?」
「あ!!
検査の・・・時間。」
「行ってこいよ!!
また、明日な!!!!」
「は・・・はい!!」
はぁ、こんなに楽しく話したこと、珍しいなぁ。
話すって、こんなに楽しかったかな?
人は、
いつだってそう。
病気の人に、
見向きもしないで
去っていく。
私達は、
悪いことなんて
してないのに。
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眩しい朝日がさしこむ。
看護師さんが、朝ごはんを持ってきて、
「おはよう。琴音ちゃん。調子はどう?」
「今日は、凄く楽になってる。
今日、お散歩行っても、良い?」
「えぇ。良いわよ。
ただし、検査の時間には、戻って来てね。」
「・・・分かりました。」
はぁ。
まただ。
看護師さんは、私達の事を思っているように見えるけど、
全然、思ってない。
いつも、『早く、退院すれば・・・。』
って、顔してる。
私は、私なりに、頑張っているのに。
「う~ん。お外はやっぱり気持ちいいなぁ。」
あれ?
なんか当たった?
サッカーボールか、なぁ?
「おぉ!!ごめんごめん!!
それ、拾ってくれて、ありがとう!!
キミ、名前は?」
「星宮 琴音(ほしみや ことね)ですっ。」
「そっか。
俺は、神月 昴(かみづき すばる)だ。
よろしくな!琴音!!」
「ふぇ!!いきなり呼び捨てですか!?」
「え!?嫌だったか?」
「いえいえいえいえ!!!
そんなこと・・・ない、です。」
「良かった!!
そういやぁ、こんな時間まで、居て良いのか?」
「あ!!
検査の・・・時間。」
「行ってこいよ!!
また、明日な!!!!」
「は・・・はい!!」
はぁ、こんなに楽しく話したこと、珍しいなぁ。
話すって、こんなに楽しかったかな?