Bloody Dance~姫と吸血鬼~
「…ん……、ここは?っ痛!!」

目を覚ましたローザ。体を起こそうとするが体の芯を痛みが駆け抜けた。
しかし、いつまでも寝転んでいるわけには行かず。
痛みに耐えながらも立ち上がった。

取りあえず周りを見渡してみるが、辺りいちめん木や川だけだ。
上を見るとかなり高い場所に道があった。 ローザはあそこから落ちたと見られる。
あんな高い所から落ちたにもかかわらず、生きている自分にローザは身震いした。

「とにかく、このままではいけないわ、どこか家を探さないと」

ローザは痛みに耐えながら、道と言えない道を只管進んだ。


重い足を引きずりながら川に沿って歩き続けたが。
ローザも女のコ、体力はそんなにあるはずも無く。

ローザは力尽きて意識をしまった。
< 3 / 12 >

この作品をシェア

pagetop