君と✕✕✕な夏を過ごして。

「ふぅっ…ねぇ、君大丈夫?」


自分の肩にかかる、かからないかぐらいの
髪の毛をわしゃわしゃといじり私に
質問する


「えっ…えと、大丈夫…です…」

「なんで助け呼ばなかったの?」

「いつものことですから…」

「はっ?(笑)まさかの触られて感じる
女?」

「え……」

「もしかしてビッチ??」

突然ビッチと呼ばれ私のなにかがぷちんと
はじけた

「ビッチじゃないし!なんなのあんた!
痴漢男より最低!!」

「ちょっ…助けてやったのになんだよそれ!」

「女の子は言葉の暴力に傷つくんです!」

「なんも決めつけてないし元気づけるために冗談で質問しただけだろ!」

「はぁっ?元気…づけるため…?」

プライドが強い私はビッチと呼ばれた
ことがなによりの屈辱だった
悔しいのか悲しいのか分からない感情に
襲われ自分でもびっくりしたが
泣いてしまった
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