【BL】媚薬の混じった吐息
俺のハンバーグ
朝ごはんにと出されたのが、トマトソースのハンバーグ……
マサト「何故朝からこんな高カロリーな…」
タエ「なんか気合入っちゃってへぺろ☆」
テヘペロと最後の文字をつなげるという、三十路がするにはちょいとレベルの高いことをさらりと告げ、皿洗いに専念する。
マサト「どんな気合だよ。」
タエ「あり、いらないなら食べなくても
いーですけどぉ?」
マサト「いや食べるけど。」
そのしゃべり方どこのギャルだよ。
ホクホクと肉の暖かさを示す湯気が、
俺の鼻にトマトソースの香りを運ぶ。