レンアイ ルール
「つばさーーー!」
「あれ?美緒、どうしたの?」
部活終わりの翼を昇降口で捕まえた。
「補習だったから翼と一緒に帰ろうかなと思って待ってた!」
「そっか!じゃあ帰ろう」
「うん!」
と、校門を二人並んで出ようとしたとき。
「あれ?広瀬、彼女?」
と、翼が後ろから声を掛けられた。
「!!!」
咄嗟に振り返り、息が止まるかと思った。
そこにいたのは、生徒会長だった。
「可愛い彼女だな」
誤解している先輩。
「「ちっ、違います!!」」
思わず同時に叫んだけど、
「え、違うの?さっきの待ってた感じとかすごいカップルっぽかったけど。」
「「違います!!」」