レンアイ ルール
「ありがと」
「どういたしまして」
大和と二人並んで座り、離れたプールで遊ぶ3人を眺める。
瞳となつめがつかまる浮き輪を、翼が引っ張っている。
3人とも、すごく笑顔。
「こうやって見ると瞳と翼ってお似合いだよね」
「俺もそう思う」
そんな光景を眺めてぼんやりと思う。
みんなが幸せになれればいいのに。
なのに恋愛は、幸せになれる人もいれば、
どこかで悲しむ人がいる。
それでも、やっぱりみんな人を好きにならずにはいられないんだろうな。
暖かい空気の中で、そんな事考え事をしていると、
つい、うとうとと眠気が襲ってきた。
あぁ、暖かいな…