レンアイ ルール
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「…おー
みおーー…」
私を呼んでいる声が聞こえる。
だれ?
もうちょっと眠っていたいのに。
「みーおー」
はっ!!
次第に意識がはっきりとして、その声に引き戻された。
ぱちり、と目を開けると、私は信じられない状況にいた。
「きゃああぁ!!」
私は、あろうことか大和の肩に頭を預けて眠っていた。
そんな私と大和を、翼たち3人が取り囲んでじっと見ている。
「やっ、やまと!!何すんのよ!」
「俺は何もしてねーよ。お前が勝手にもたれてきたんだ」
「~~~!!」
だったら起こしてくれればいいのに!!
油断した。
安心したせいか、うっかり大和の肩にもたれて寝ちゃうなんて。
後悔と恥ずかしさで俯き小さくなる私に追い打ちをかけるように、
「なんか美緒ちゃんたち、お似合いで声掛けづらかったよ」
瞳がそんな恐ろしい事をいう。
「ひどいよ」
「被害者は俺だと思うけど」