俺様な日向くんとラブバトル⁉︎
ー次の日。
「うわ、ねーちゃんが朝ごはん食べてる…」
リビングに来た龍太が珍しそうにあたしを見ていた。
「あたしだって朝ごはんぐらい食べるわよ。」
「昨日まで部屋に引きこもってたくせに。」
「うるさい‼」
あたしたちの会話を聞いていたお母さんが呆れながらあたしの隣に座った。
「実里も龍太も喧嘩しないで早く食べなさい。龍太、もう7時30分だけど大丈夫なの?」
「うわっ、やべぇ‼ねーちゃんのせいで遅刻じゃねーかよ。」
「人のせいにするな‼」
バタバタと準備して学校に行った龍太。
「最近よく喧嘩するわね~」
「昔はねーちゃんねーちゃんって後ろからちょこまかついて来ていたのに。最近は憎まれ口ばっかりたたいて。」
残っていた味噌汁を飲んでいると、お母さんがクスクス笑っていた。