俺様な日向くんとラブバトル⁉︎
「実里の誕生日、忘れてた訳じゃないからね⁉︎」
「いいよ、毎年のことだからそれはそんなに気にしてないから。」
そう、そのことは気にしてないのです。
あたしが一番気にしているのは……
「自分の誕生日に日向にチョコあげるのがすごく複雑……」
年に一度、みんなからプレゼント貰える日なのに……
去年までは気にしてなかったけど、今年は違う。
日向伊吹という大好きな彼氏がいるんだから……
「確かにそれは複雑だね。」
「まさかこんなに悩むとは思わなかった……」
「今年は彼氏いるもんね〜」
「そうなのよ〜。日向という大好きな彼氏が」
「………実里、仲直りしてから惚気多くなったね」
咲歩の冷たい視線がビシビシ伝わる。
「ま、まぁ、今はそのことは置いといて。複雑な気分だけど普通に渡していいよね?」
「うん、いいと思うよ」