俺様な日向くんとラブバトル⁉︎
「ねぇ、お母さん」
学校から帰り、料理教室の後片付けの手伝いをしていた。
「どうしたの?」
「日曜日にバレンタイン作るから友達呼ぶね」
「はいはい〜」
「それと……、あたしの誕生日にちょっと会ってほしい人がいるの……」
調理器具を片付けていたお母さんが手を止めて、あたしのところまで来た。
「もしかして、彼氏⁉︎」
「う、うん……」
「きゃーー‼︎やっと実里の彼氏に会える‼︎」
お母さん……
ノリが女子高生なんですけど……
年相応の反応してください……
「あっ…………」
何かを思い出したような顔をしたお母さん。
「その日、お父さん仕事休み……」
「……だ、大丈夫でしょ…」
しばらくの間沈黙になったのは言うまでもない……