俺様な日向くんとラブバトル⁉︎
苦笑いをしながら、少し冷めたレモンティーを一口飲んだ。
「まぁ、お母さんが何とかするって言ってくれているから大丈夫だとは思うけど……」
「ほぼ運次第って感じだね……」
「あはは……」
「日向くん、性格は最悪だけど根はいい人だから大丈夫だと思うよ。自信を持って」
「咲歩……」
「お、クッキー出来たかな〜」
オーブンのところに行き、中を確認している咲歩。
咲歩、本当にありがとう……
少し出ていた涙を拭き、あたしもオーブンのところに行った。
「「完成〜‼︎」」
全員分のラッピングがやっと終わり、時間を見ると6時を過ぎていた。
「結構時間かかったね」
「疲れた〜」
側にあったイスに座り込んだ咲歩。