俺様な日向くんとラブバトル⁉︎
龍太の行動を見てポカーンとしている実里。
「どうした?」
「いや、家での龍太の言動とあまりにも違うから……」
「そんなに違うのか?」
「全然違う……、だってあたしに「あーーーー‼︎伊吹先輩、どうして家に来たんですか⁉︎」」
実里の声を遮った龍太。
どんだけ俺に聞かれたくないんだよ……
今回は実里に免じて聞かないことにしよう。
「あぁ、実里のお父さんお母さんに挨拶しようと思って。」
口をあんぐりさせて固まっている龍太。
「伊吹先輩と姉ちゃん……付き合っているんすか……?」
「そうだけど」
「ええええぇぇーーーー!?」
すると、おぼんを持った実里のお母さんがリビングに来た。
「龍太うるさい‼︎ごめんなさいね、伊吹くん、うるさい姉弟で……」
「あ、いえ。うちもいつもうるさいですから」
実里のお母さんから、お茶を受け取り一口飲んだ。