俺様な日向くんとラブバトル⁉︎
「そうだよ、お前はどうなんだよ。」
「あっ、あたしは……」
吉村が何かを言いかけようとした途端、
「実里っ⁉︎」
資料室に俺を引っ叩いた咲歩という女が入ってきた。
ちっ、邪魔しやがって……
あいつは助かったと思ったのかすげー嬉しそうな顔をしていた。
なんかそれはそれでムカつく……
「咲歩‼︎」
「よかったぁ〜、無事で。それより何で顔赤いの?」
「そっ、それは……。そんなことより、早くコンロとか片付けて帰ろう‼︎」
引っ叩いた女の背中を押して、資料室から出て行った。
あいつ、逃げやがったな……
でも、まぁもし今好きじゃなくても、必ず好きにさせてみせるからな。