キモチ

「わかった、よ」

と、ドサッと音をたてて
その女の子から手を離した

「げほっ、ごほっ」


「大丈夫?・・・・大丈夫じゃないよね」
意外にもその子に声をかけたのは光流だった

「だけど、君が悪いよね」


・・・・どういう事?


「え?」
女の子にも見覚えがないらしい

「君が、、、愛に乱暴するからいけないんだよ?」


光流がそう言いながら私をを指すから

皆の視線が光流達から私に移った

他人からの視線が嫌いな私は走って琥珀の後ろに隠れた


ナデナデと琥珀が私の頭を撫でる
その手は暖かくて大きくて安心できた
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