妹が彼氏欲しいらしいから俺が仮の彼氏になってみた
「っくしょん!」

「くしゅん!」

「ヴぁびゅーん!」

何だヴぁびゅーんって...

俺、蒼太、天草の順で見事なくしゃみの三連符が炸裂した。


何か噂されてんのか...


只今英語の模擬試験中。


最初のアクセント問題は問題なく解くことができ、文法語法、会話文も解にたどり着いた。
時々あれなんだよな、何故かネクタイにタマゴが付着してたり、気がついたら冬になっていたりと奇想天外が問題がちらほらと見受けられる。

さて最後に長文だ。

穴埋めは、前後の文や全体の内容から把握すればなんとかいけるが、一番取っ付きにくいのは個人的にはグラフ付きの長文なんだよな...

どうやって解いたらいいか...


時間も時間だ。早く丁寧にとこう

...


チャイムが鳴り、テストの終わりを向かえる。


「ねえ一条くん!ここの5番の答えって何にした!?」


「2マークしたぞ。」


「ほんとに!よかった合ってたよ!」


俺が間違えてるかもしれないことは気にしないんだな...


まあとりあえずは解けたと思うが意外とマークミスとか問題番号とかズレていたりするんだよな。

そこさえ気を使っていれば何とかなる。


「花村、お前はどうだった?」


「私は完璧よ。全て1にマークしておいたから。」


「それダメだろ...」


「ついでに一条くんのマークシートの解答を2つずつずらしておいたから、安心のE判定よ。」


「ちょっと先生〜俺のマークシート返却をお願いします〜。」


「冗談よ。本当は塗りつぶした所を読み取れない程度に消しておいてあげたから、安心の判定不能よ。」


「先生〜僕の解答書き直させてください〜」


嘘だろうけどなんか怖いな本当にされてそうで...


「あ、あと一条君のマークシートにはマークしたところをつなぎ合わせてチ○○ンを作っておいたわ」


「その技術他で役立てろよ!」



気を取直して...次は国語か。

国語も古文さえちゃんとしていれば点は取れるな。

漢文は怖いものなしってところか。

小説文や評論文はしっかりと読み解くか...


国語の模擬試験を準備をし、試験に備えた。




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