妹が彼氏欲しいらしいから俺が仮の彼氏になってみた
俺が通っている学校は特にこれと言った特徴はない。
ただ去年は東大合格生を2人、早大合格生を1人だした事は誇れる所。
つまり頑張れば難関大に合格できるという事を暗示している。
でも流石にレベルが高い。だから俺はせめて私大ならmarch、国立は行けたらのレベルしか考えてはいない。
だがそうは問屋が卸さない。我が担任である三十路手前、男盛りのメガネ女子、井ノ原先生は京大出身。生けるところまで生きやがれの精神で俺達3-2をコテンパンにしごきあげる。
だから男が寄ってこないだよな...
まあそんなことはどうでもいい。
「おーす研ちゃん。今日も元気かい?」
「それなりにはな。」
スポーツ刈りに近い短髪で元陸上部の仕上がった体が制服をしっかりと着こなしている。
小鳥遊嵐は俺の一番の親友。中学の頃に体育の徒競走で一緒に走って以来、俺に負けてから陸上に目覚めたらしい。
「そう言えば明日模擬試験だってな。忘れてたぜ。」
明日は始業式早々、学校独自の模擬試験だった。
忘れていた...
「まあ、それなりに頑張ろうぜ」
嵐と挨拶を交わし教室に向かう。
嵐とは別々のクラスなので途中で別れる。
教室の扉を開け、入室する。
「やあやあ、一条研くん。今日こそ僕と一緒に愛の巣窟を...」
「嫌です」
眼鏡を輝かせてからの落ち込み具合が芸術に近い男。
天草慎太郎はいわゆるホモである。しかもその標的は常に俺でいつもケツを狙っていたり、愛を育もうだの、気持ちの悪いセリフを吐く。成績がいいのが唯一のいいところ。
「朝から大変だね、一条くん...」
「相変わらずだよ。まったく...」
俺の前の席の篠宮蒼太はいわゆる可愛い系男子、童顔で女子の人気は高い。ただかなりのひ弱な体つきで、走ったらすぐに延びる。
「┌(┌^o^)┐も良いけど┌(┌'ω')┐ユリィ…も忘れないでくれるかしら。あまり世間には知られてないけれど、一応顔文字まであるのだから。」
「だからって顔文字が飛び出すような話し方をするな!それに俺は別にその┌(┌^o^)┐を認めたわけじゃない!」
隣の席を花村のどかは何と言うか、変わっている。それでも男子からの人気は高い。
「花村さんも相変わらずで...」
蒼太が呆れているぞ。こら
「あら篠宮君。あなたって以外とこのいつ掘られてもいい準備をしているこの一条君×篠宮君の同人BL本が出版されてもおかしくない程度の人気なのよ。どちらかと言えばあの眼鏡野郎よりもあなた達二人の方が需要は高いと思うのだけれど。」
「俺は掘られてもいい準備なんてしてない!それに蒼太を巻き込むな!」
「あら、冷たいわね。私は単なる好奇心で言ったまでよ。本気にされると私が┌(┌^o^)┐だと思われるじゃない。」
「だったら言うなよ!」
「あはは...はは...」
はあ疲れる...こんな毎日が高校始まってから常に繰り広げられている。
正直な所、こういう気が抜けるような日々が続くのは好きだ。
だからといってこういうホモネタやら花村のおかしな話が好きになる訳ではない。
というか...あのホモ野郎はいつまでがっかりしてんだ...
何故か考える人のようになっているぞ...
まさに芸術。
「さあお前ら...席に着け...HRだ...」
ナメクジの如く教室の扉を開け、我が担任である、井ノ原先生が登壇する。
おそらくあの様子だと、また振られたのだろう。
これで100とんで5敗目。どんまいミス井ノ原。
「今日、始業式な...あとは特にないから勉強でもしとけよ...以上終わり...」
今日もこんな毎日が繰り返される。
ただ去年は東大合格生を2人、早大合格生を1人だした事は誇れる所。
つまり頑張れば難関大に合格できるという事を暗示している。
でも流石にレベルが高い。だから俺はせめて私大ならmarch、国立は行けたらのレベルしか考えてはいない。
だがそうは問屋が卸さない。我が担任である三十路手前、男盛りのメガネ女子、井ノ原先生は京大出身。生けるところまで生きやがれの精神で俺達3-2をコテンパンにしごきあげる。
だから男が寄ってこないだよな...
まあそんなことはどうでもいい。
「おーす研ちゃん。今日も元気かい?」
「それなりにはな。」
スポーツ刈りに近い短髪で元陸上部の仕上がった体が制服をしっかりと着こなしている。
小鳥遊嵐は俺の一番の親友。中学の頃に体育の徒競走で一緒に走って以来、俺に負けてから陸上に目覚めたらしい。
「そう言えば明日模擬試験だってな。忘れてたぜ。」
明日は始業式早々、学校独自の模擬試験だった。
忘れていた...
「まあ、それなりに頑張ろうぜ」
嵐と挨拶を交わし教室に向かう。
嵐とは別々のクラスなので途中で別れる。
教室の扉を開け、入室する。
「やあやあ、一条研くん。今日こそ僕と一緒に愛の巣窟を...」
「嫌です」
眼鏡を輝かせてからの落ち込み具合が芸術に近い男。
天草慎太郎はいわゆるホモである。しかもその標的は常に俺でいつもケツを狙っていたり、愛を育もうだの、気持ちの悪いセリフを吐く。成績がいいのが唯一のいいところ。
「朝から大変だね、一条くん...」
「相変わらずだよ。まったく...」
俺の前の席の篠宮蒼太はいわゆる可愛い系男子、童顔で女子の人気は高い。ただかなりのひ弱な体つきで、走ったらすぐに延びる。
「┌(┌^o^)┐も良いけど┌(┌'ω')┐ユリィ…も忘れないでくれるかしら。あまり世間には知られてないけれど、一応顔文字まであるのだから。」
「だからって顔文字が飛び出すような話し方をするな!それに俺は別にその┌(┌^o^)┐を認めたわけじゃない!」
隣の席を花村のどかは何と言うか、変わっている。それでも男子からの人気は高い。
「花村さんも相変わらずで...」
蒼太が呆れているぞ。こら
「あら篠宮君。あなたって以外とこのいつ掘られてもいい準備をしているこの一条君×篠宮君の同人BL本が出版されてもおかしくない程度の人気なのよ。どちらかと言えばあの眼鏡野郎よりもあなた達二人の方が需要は高いと思うのだけれど。」
「俺は掘られてもいい準備なんてしてない!それに蒼太を巻き込むな!」
「あら、冷たいわね。私は単なる好奇心で言ったまでよ。本気にされると私が┌(┌^o^)┐だと思われるじゃない。」
「だったら言うなよ!」
「あはは...はは...」
はあ疲れる...こんな毎日が高校始まってから常に繰り広げられている。
正直な所、こういう気が抜けるような日々が続くのは好きだ。
だからといってこういうホモネタやら花村のおかしな話が好きになる訳ではない。
というか...あのホモ野郎はいつまでがっかりしてんだ...
何故か考える人のようになっているぞ...
まさに芸術。
「さあお前ら...席に着け...HRだ...」
ナメクジの如く教室の扉を開け、我が担任である、井ノ原先生が登壇する。
おそらくあの様子だと、また振られたのだろう。
これで100とんで5敗目。どんまいミス井ノ原。
「今日、始業式な...あとは特にないから勉強でもしとけよ...以上終わり...」
今日もこんな毎日が繰り返される。