妹が彼氏欲しいらしいから俺が仮の彼氏になってみた
始業式も無事終わり、教室に戻って行く。
「さあ一条研くん!始業式も終わったからこの僕と愛の旋律を...」
「嫌です。」
始業式終わって早々こいつがこんな行動とるのか...
お前を戦慄させてやりたい気分だ。
さて特にする事もないから、勉強でもするか。
俺は机からいくつかの教材を取り出し何を手に付けるか吟味する
初めにどれをするか...
苦手な古文からいくか...それとも得意な世界史か英語か...
明日の模擬試験の最初は英語だったな。英語から始めるか。
会話文、文法、語法。このあたりは確実にとってた方が良いよな。
とは言っても殆ど完璧なんだよな。
誰かに問題出してもらうか。
「なあ、花村。英語の問題出してもらえないか。」
「あら、この赤コーナー花村のどかと言われた私に問題出してもらえると思ったあなたは青コーナーのス〇ーカー〇川かなんかなのかしら。」
「俺そんな弱くねえよ!」
なんでここでプロレスネタなんだよ...
「まあ、あなたがそこまでいうのならやってあげたくもなくなくなくないのよ」
どっちだよ...というかいつのJKだこら。
「じゃあ会話文でいくわ。」
「よし来い!」
「んーと...『Hi ken! 』『Hi Jim! What? Your nose come out of pop-eyes goldfish! 』
『oh it is fashion.』」
「それどういう状況ですか!?ちょっと怖くないですかね!?」
「あら、鼻から出目金を出すファッションは流行っているのよ。そうよね、篠宮さん。」
「そ、そうだね...」
蒼太を巻き込むな!
「私以前鼻から出目金をだすファッションを実践したのよ。その証拠もあるわ。道行く愚民共に笑われたけどどうしてかしら。」
「そりゃそうだ!」
こいつに聞くのが間違いだった。こんな分かりきったこと...
落胆すると横から肩をトントンされる
「ねえ一条くん。世界史得意だったよね。ここ教えてくれないかな。」
蒼太が俺に質問する。
「ああ世界恐慌か。単純だからすぐ覚えらるぞ。」
俺は蒼太に世界恐慌を説明し始めた。
「世界恐慌はな、国際的に見れば、共産主義であるソ連が成立し、国際市場が縮小だったり、西欧諸国の生産が回復だったりが原因。米国内で見れば、工業の伸び悩みだったり、失業者が生産の合理化で増えてしまったりしたのが原因なんだよ。その結果、1929年10月24日、米国民が物が有り余っている事に気づき、ウォール街の株が暴落したんだよ。その後に...」
俺は長々と蒼太に世界恐慌について教えた。
「そうなんだ。ありがとう一条くん!」
「お、おう」
その無邪気な笑顔...教えた甲斐があるな...
「あら、一条くん。もしかしてあなた本当に┌(┌^o^)┐に目覚めたのかしら。顔、紅潮させて。」
「ちげえよ!単純に蒼太が喜んだ顔を見たら喜んだだけだ!」
「それは本当かい一条研くん!なら君のその白桃をこの僕に...」
「嫌です。というかお前はくるな!」
おいおい、ミロのヴィーナスみたく落ち込んでるぞ。もはや落ち込んでないじゃないか。
これじゃあまったく進まない...
するとそこへ豪快に扉を開け、我が妹が登場した。
「おい!ちょっと!私の弁当!」
あ、忘れてた。
というか授業中だぞお前。
まあいいか
「すまないな。渡すの忘れてた。」
獲物を捉えた鷹のように俺の手から弁当を強奪する。
「じゃ。」と素っ気ない返事をする
短い挨拶を交わし、妹は出ていった。
「随分素っ気ないのね。まあその方があなたらしいわ」
「家でもあんな調子だからな。」
「もしかしたら、近日中に変化があるかも知れないわよ。」
どういうことだ?
「その変化、知りたい?」
「あ、ああ...」
な、なんだ...こいつ俺ら兄妹のことの何を知っているんだ?何も教えてないぞ...
「それは...」
花村の口から衝撃の言葉が発せられた
「あなたが豚に変身し後に私の手によってその醜い豚足をスープの出汁にされる変化よ。」
「ちょっとえぐくないですか!?CEROかかっちゃいますよ!!」
「さあ今のうちに、鳴き声でも練習しておきましょう。ほら( ・(OO)・ )ぶひっ、( ・(OO)・ )ぶひっ」
「俺は豚じゃねえよ!」
「ならこの真珠あげるから、鳴きなさい。」
「それ全く意味ねえから!」
「ならこの猫に小判でも与えなさい。」
「それも意味ねえ!というかどっからだした!?」
「道端にいる野良犬でも論語を唱えなさい。」
「うがああ!」
「もういいわ。あの本棚からぼた餅落としてあげる。」
「幸運舞い込んで来ましたね!」
俺達は中学生か...
相手にするだけ無駄だったな...
そうこうしているうちに昼になっていた
花村の相手をすると悪い意味で時間を食うな
ああもう昼か、飯でも食うか。
「さあ一条研くん!始業式も終わったからこの僕と愛の旋律を...」
「嫌です。」
始業式終わって早々こいつがこんな行動とるのか...
お前を戦慄させてやりたい気分だ。
さて特にする事もないから、勉強でもするか。
俺は机からいくつかの教材を取り出し何を手に付けるか吟味する
初めにどれをするか...
苦手な古文からいくか...それとも得意な世界史か英語か...
明日の模擬試験の最初は英語だったな。英語から始めるか。
会話文、文法、語法。このあたりは確実にとってた方が良いよな。
とは言っても殆ど完璧なんだよな。
誰かに問題出してもらうか。
「なあ、花村。英語の問題出してもらえないか。」
「あら、この赤コーナー花村のどかと言われた私に問題出してもらえると思ったあなたは青コーナーのス〇ーカー〇川かなんかなのかしら。」
「俺そんな弱くねえよ!」
なんでここでプロレスネタなんだよ...
「まあ、あなたがそこまでいうのならやってあげたくもなくなくなくないのよ」
どっちだよ...というかいつのJKだこら。
「じゃあ会話文でいくわ。」
「よし来い!」
「んーと...『Hi ken! 』『Hi Jim! What? Your nose come out of pop-eyes goldfish! 』
『oh it is fashion.』」
「それどういう状況ですか!?ちょっと怖くないですかね!?」
「あら、鼻から出目金を出すファッションは流行っているのよ。そうよね、篠宮さん。」
「そ、そうだね...」
蒼太を巻き込むな!
「私以前鼻から出目金をだすファッションを実践したのよ。その証拠もあるわ。道行く愚民共に笑われたけどどうしてかしら。」
「そりゃそうだ!」
こいつに聞くのが間違いだった。こんな分かりきったこと...
落胆すると横から肩をトントンされる
「ねえ一条くん。世界史得意だったよね。ここ教えてくれないかな。」
蒼太が俺に質問する。
「ああ世界恐慌か。単純だからすぐ覚えらるぞ。」
俺は蒼太に世界恐慌を説明し始めた。
「世界恐慌はな、国際的に見れば、共産主義であるソ連が成立し、国際市場が縮小だったり、西欧諸国の生産が回復だったりが原因。米国内で見れば、工業の伸び悩みだったり、失業者が生産の合理化で増えてしまったりしたのが原因なんだよ。その結果、1929年10月24日、米国民が物が有り余っている事に気づき、ウォール街の株が暴落したんだよ。その後に...」
俺は長々と蒼太に世界恐慌について教えた。
「そうなんだ。ありがとう一条くん!」
「お、おう」
その無邪気な笑顔...教えた甲斐があるな...
「あら、一条くん。もしかしてあなた本当に┌(┌^o^)┐に目覚めたのかしら。顔、紅潮させて。」
「ちげえよ!単純に蒼太が喜んだ顔を見たら喜んだだけだ!」
「それは本当かい一条研くん!なら君のその白桃をこの僕に...」
「嫌です。というかお前はくるな!」
おいおい、ミロのヴィーナスみたく落ち込んでるぞ。もはや落ち込んでないじゃないか。
これじゃあまったく進まない...
するとそこへ豪快に扉を開け、我が妹が登場した。
「おい!ちょっと!私の弁当!」
あ、忘れてた。
というか授業中だぞお前。
まあいいか
「すまないな。渡すの忘れてた。」
獲物を捉えた鷹のように俺の手から弁当を強奪する。
「じゃ。」と素っ気ない返事をする
短い挨拶を交わし、妹は出ていった。
「随分素っ気ないのね。まあその方があなたらしいわ」
「家でもあんな調子だからな。」
「もしかしたら、近日中に変化があるかも知れないわよ。」
どういうことだ?
「その変化、知りたい?」
「あ、ああ...」
な、なんだ...こいつ俺ら兄妹のことの何を知っているんだ?何も教えてないぞ...
「それは...」
花村の口から衝撃の言葉が発せられた
「あなたが豚に変身し後に私の手によってその醜い豚足をスープの出汁にされる変化よ。」
「ちょっとえぐくないですか!?CEROかかっちゃいますよ!!」
「さあ今のうちに、鳴き声でも練習しておきましょう。ほら( ・(OO)・ )ぶひっ、( ・(OO)・ )ぶひっ」
「俺は豚じゃねえよ!」
「ならこの真珠あげるから、鳴きなさい。」
「それ全く意味ねえから!」
「ならこの猫に小判でも与えなさい。」
「それも意味ねえ!というかどっからだした!?」
「道端にいる野良犬でも論語を唱えなさい。」
「うがああ!」
「もういいわ。あの本棚からぼた餅落としてあげる。」
「幸運舞い込んで来ましたね!」
俺達は中学生か...
相手にするだけ無駄だったな...
そうこうしているうちに昼になっていた
花村の相手をすると悪い意味で時間を食うな
ああもう昼か、飯でも食うか。