幽霊倶楽部!
一章
暖かい春の日。
「うわ…大きいな…」
私立栖蘭高校の前でぼんやり校舎を見上げる。
学校っていうより…お城
栖蘭高校は超のつくお金持ち学校。
そんな学校に貧乏人のあたし―小鳥遊梓が通えることになったのは、今から半年ほど前に遡る。
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