最後のありがとう
「緊張してるんだよな。」

先生がそういって、教室の空気が、やっと柔らかくなった。

放課後になってあたしはもうガマンできなくなった。

なんで、「ありがとう」がきらいなのかどうしても知りたい。

あたしは、朝の会でのことがあって1人でいる転校生にはなしかけた。

「なんで?「「ありがとう」」がきらいなの?理由を教えてくれない?」

そのときだった。

それは、ほんとに一瞬だった。

パンッ

って大きな声がしたと同時に頬に痛みがきた。

「しつこい」

あたしは、びっくりして動けなくなった

「未来になにすんのよ」

優奈がとんできた。

「 なんなの?転校生のくせになまいきなのよ。」

優奈が大声でいった。

「そうだ。」

まわりもいいはじめる。

そんな空気を無視して、あたしは聞いた

「なんで?」

そうすると、教室が静かになった。

みんな知りたいのだ。

未来の影響で、このクラスは、「ありがとう」っていう言葉が大好きになっていた。

そのクラスに「ありがとう」がきらいな少女…

転校生は、大声でいった。

「くだらないから。」

くだらない…

この言葉にみんなすごくおどろいた。

ありがとう

をくだらないってなんなの?

あたしは、また聞いた

「なんで?」

「くだらないから。「「ありがとう」」なんて」

そう言うと転校生は、でていった。











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