どうしようもないくらい好きでした(仮)
私は眠気を追い払うように体を起こすと、床に脱ぎ捨てられた服に手を伸ばした。
さっきまで陸が着ていたTシャツを頭から被り、ベットの脇に落ちている下着を身に付ける。
陸はといえば、ベットの足下の布団の中からゴソゴソと自分の下着を探しだしていた。
Tシャツを私に取られてしまったので、下着姿のまま、いつものようにベットの脇に座るとタバコに火をつける。
明るい日の光の中で見る陸の身体は、夜のそれにも劣らない。
とても綺麗だった。