どうしようもないくらい好きでした(仮)
その頃の私は、同じ年頃の男の子達に少しばかり物足りなさを感じ始めていて、そんな日常にも嫌気がさしていたのだと思う。
勢いだけの、無知で幼稚な彼等の行動。
そんな彼等を見ていると、どこか冷静で冷めきった自分が顔を出す。
私はあまり感情を表に出すタイプでもなければ、媚びを売るタイプでもなかった。
詰まらない事には、極力時間を割きたくはない…というのが私の本音だったのだと思う。