どうしようもないくらい好きでした(仮)



帰りの電車に揺られながら。
自宅に帰って、シャワーを浴びながら。
そして自分の部屋のベットの上で寝転びながも、私は陸の居ない日常の事を考えていた。


この何ヶ月か。
私の生活は、陸と時間を共有する事で成り立っていた。


特に何をするでもなく過ごす時間は、私にとってはもう既に当たり前の物となっている。


例えそこに曖昧さがあったとしてもだ。


陸が居ない間、私は私の時間をどう過ごすべきだろか。
退屈な日常が待っている事は想像できる。


間違いなく、退屈でつまらない冬休みが待っていた。




      *  *  *

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