どうしようもないくらい好きでした(仮)



私は結局、その小さなスノードームを購入した。


明日、これを持って陸の部屋に行こう。
そして陸の戦利品の中にこっそりと並べてしまおう。


旅から帰った陸は、これを見たらどう思うだろうか。


旅から帰った陸は、変わらず私を必要としてくれるのだろうか…。


孤独と淋しさは、常に私をネガティブな思考えと導いていく。


浮き沈む気分は、それだけで疲れるものだ。
自分は強くない事を知る。


元々弱かったのか。
それとも、陸に出会った事で弱くなってしまったのだろうか…。


どちらにしろ、一人で生きてなど逝けない。



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