どうしようもないくらい好きでした(仮)
淋しさに押し潰されそうな気持ちのまま、いつもの場所に仰向けで寝ころんでみる。
最近では、私がこうしていると必ず陸が隣に寝転がって来た。
陸はその大きな手で、優しく私の髪を撫でる。
そしてそっと顔を近付け、私の首筋に顔を埋めるようにしてキスをする。
くすぐったくて、首を竦める私を見て、陸はまた続けてキスをするのだ。
何度も何度も…。
陸は優しいキスをする。
私はそれが嬉しくて仕方がなかった。