甘々ヤンキー君と極上恋愛
「お姉ちゃん!行こぉ?」


キュュュんっ


天使が私に首傾げてる!

それも手を差し出しながら!

可愛すぎるよ!




「うん!行こっか」


魁斗君と手をつなぐことによって離れてしまった晴希の手。

なぜだか、それが少し淋しいと思ったのは私だけの秘密






魁斗君の親御さんを探し始めて数分

結果からいうとすぐに見つかった



1ーD組のやっているお化け屋敷の前に
「魁斗ー!」と魁斗君を呼んでいる
女の人がいたからだ



魁斗君はその女の人を見るなり
目を輝かせて

「ママ〜!!」

と走って行った



見つかってよかった....!

ほっと安堵のため息をつく




「ありがとうございました!
本当に助かりました!」


「お姉ちゃんとお兄ちゃん、
ありがとう!」


「いえ、別に」

「いいですよ、見つかって本当によかったです!」








魁斗君と魁斗君のお母さんを見ると
ギュッと心が苦しくなる









.....親子っていいな。

愛されるっていいな。


そんな事今さら思う私は馬鹿だ
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