甘々ヤンキー君と極上恋愛
「桜!あっち行こ?」
私の手をとり歩き出す美姫
辿りついたのは広い広い海
「さぁ桜、これに乗って?」
美姫が指差すのは一つプカプカと浮いているボート
「うん!」
私は元気よく返事をして
ボートに乗り込んだ
「じゃーね桜」
その瞬間ボートに繋いであった
ロープを美姫が切った
私を乗せたボートは浜辺から
遠ざかっていく
「美姫!美姫は乗らないの?!」
慌てた声で叫ぶ私
「乗るわけないでしょ。
あんたは消えた方がいい存在なの。あんたなんかいらないの。
さよーなら桜」
どんどん遠ざかっていく美姫
「美姫......美姫......!!!」
どんなに叫んでも
美姫の元には届かない
........美姫.........