甘々ヤンキー君と極上恋愛

「桜.....高校になったら
私のとこくるかい?」




突然そう言われた

きっとお母さんのことを
気にしてくれてるんだと思う




お母さんは私がピアノを弾かなくなってから私に興味がなくなったのか
会いにくることがなくなった




お父さんも同じ。




結局、みんなは私自身じゃなくて
ピアノを弾いている私を
みていたんだ。望んでたんだ









自慢じゃないけど私は周りから
天才と呼ばれていた

でも私は天才と呼ばれることが
嫌いだった



人それぞれ天才というとらえ方は
違うけど一般的に思われてる天才は
他の人より優れていて
なんでもできちゃうような
そんなイメージをもたれてる







でも私は他の人より
優れているなんてことないし
誰よりも努力してる自信があった





だから天才とよばれるのは
好きじゃなかった
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