甘々ヤンキー君と極上恋愛
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「続きまして13番、羽山香夜さん」
控え室で聞こえるのは司会の人の声と綺麗なピアノの音色
私は20番だからもうすぐ順番がくる
みんな上手くて、聞こえる綺麗なピアノの音色が私をより緊張させる
ガクガクと震える手を
必死に止めようとする
でも、中々震えは止まらない
大丈夫、大丈夫、
そう言い聞かせても
心配は消えなくて。
一回、外の空気を吸おう。
そう思い、控え室をあとにした