甘々ヤンキー君と極上恋愛
「晴希」
私が晴希を呼べば
吸い込まれるような漆黒の瞳が私を捉える
「桜.....もうすぐだな。
ちゃんと見てるから。聞いてるから
楽しんでこい」
「うん!」
私らしい演奏、してみせるよ。
「これよりピアノコンクール
全国大会を開会いたします」
主催者が開会の言葉を言えば
一気に会場の空気が変わる。
私は20番だから1番目。
1番目って緊張するけど私は1番目でよかったって思ってる
周りに流されずにすむから。
自分らしい演奏ができるから。