甘々ヤンキー君と極上恋愛





「20番、白石桜さん」





名前が呼ばれ、ステージに出て行く



一箇所だけスポットライトが当てられている。



そこへ行き座り、鍵盤の上に手を置く





「楽しんで弾けばいい」

「悔いのないように演奏しなさい」

「応援してるからね」

「ちゃんと見てるから、聞いてるから。楽しんでこい」






大事な人達からもらった言葉が蘇る



この言葉を胸に私はピアノを弾き始めた





たった4分程度のために沢山の時間を費やしてきた


悔いのないよう、自分らしい演奏を
そして楽しみながら.....。

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