甘々ヤンキー君と極上恋愛
足を動かすこと約5分。
「.....やっぱり」
やっぱりここにいた。
会場の裏側。
ひと気のいない場所。
「晴希!」
「.....桜」
晴希のところまで走って行く
「コンクール、おめでとう。
凄かったし....綺麗だった」
頭を撫でてくる晴希
綺麗だった.....か。
それがピアノの音色のことだって
ことぐらいわかってるんだけど。
今から告白をするって時にあまり
期待をもたせるようなこと
言わないでほしい。