【短編】手、繋いでもいいですか?











アタシ達は誰もいないとこまで走った。






「あ、あの・・・・?」




恐る恐る口を先に開いたのは彼だった。





「な、何?さっきのことの文句なら受付ないわよ」



なんて言ってるけど、
恥ずかしくて顔を上げられない。





「まさか!むしろ嬉しかったし
ごちそうさまです(?)」




なんて顔を赤くしながら嬉しそうに笑う彼。






「お、お粗末様です……(?)」





だから何でそんな恥ずかしいことさらっと言えるのよ!!!



言われるこっちが恥ずかしい!!!



てか ごちそうさまですって何だよ!!





アタシもお粗末様ですって何だよ!!














< 52 / 56 >

この作品をシェア

pagetop