あたしの証~番外編~
「夏樹、最近大人しいらしいじゃん」



信司の開口一番がそれだ。




呆れて何も言えない。



「おいおい、そんな顔すんなって」


「信司、もう夏樹は真面目一徹なんだよ!」


「「はあ?」」



哲の意味不明な発言に俺と信司の声がだぶる。




「あははっ!はもりすぎっ!うける~!
仲良しだね、相変わらず」


「バカ、んなことより何だよ、真面目一徹って。
何、本命出来たのか?」


「あ~…」




まさか、復讐のために。
とは言えず、俺は言い留まる。




俺が何て言うか考えてると哲が口を挟んだ。



「中学の時の君が忘れらんないらしいよ」



………哲。
フォロー有難い。



だけど、意味不明な返しやめろよな…。
信司の頭にハテナマーク五つぐらい飛んでんぞ。
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