あたしの証~番外編~
俺だってまだ新人だろーがー!
他のベテランにやらせろよ………。
そう、心の中で文句を言いながら俺はずかずかとロッカーまで歩いた。
ロッカーに入る俺に続く哲。
中に入って、扉を閉めると俺はぐいっと哲の方をむいた。
「どーゆーことだよ!?」
「……怒ってる?」
「当たり前だろ!なんだよ、これ!」
「だってぇー最近夏樹冷たいし」
「はあ??」
「………………ごめん」
「…!」
しゅんとなって謝る哲。
反省、してるみたいだけどさ。
言うならさ、学校とかあるし、携帯とかさ。
はあっと俺が溜め息をつくと、哲は一層悲しい顔を俺に向けた。