あたしの証~番外編~
俺はそんな信司を訝しげな顔で見る。
「喧嘩ぐらいなんだっつーの」
「……」
「自分で入れたんだから自信持てよ」
「俺、父親がどうしてあんな切れるのかわかんねえの。
入れること、悪いと思ってないから親不孝だって言われてもわかんねえっつか、ピンと来ねえっつうか」
「あーーあるある。
でも、いいんじゃね?」
信司はケラケラ笑いながら、あっけらかんと言う。
「だって、もー考えられる歳にはなってるしな」
「…そうだよな」
俺は自分の意見が肯定されたことで、ほっとする。
「でもさ」
それを哲の言葉が遮る。
「俺、親父さんの気持ちわかるよ」
「え?」
俺と信司が哲を見ると、哲は苦笑いしながら続けた。
「だって、自分の子供が自らタトゥー入れて傷つけるのやだもん」
「やだもんって」
「自分はいいけど、子供は別と言うかなんつうか。
まー自分の子供には不自由なく生きて欲しいと言うか」
「喧嘩ぐらいなんだっつーの」
「……」
「自分で入れたんだから自信持てよ」
「俺、父親がどうしてあんな切れるのかわかんねえの。
入れること、悪いと思ってないから親不孝だって言われてもわかんねえっつか、ピンと来ねえっつうか」
「あーーあるある。
でも、いいんじゃね?」
信司はケラケラ笑いながら、あっけらかんと言う。
「だって、もー考えられる歳にはなってるしな」
「…そうだよな」
俺は自分の意見が肯定されたことで、ほっとする。
「でもさ」
それを哲の言葉が遮る。
「俺、親父さんの気持ちわかるよ」
「え?」
俺と信司が哲を見ると、哲は苦笑いしながら続けた。
「だって、自分の子供が自らタトゥー入れて傷つけるのやだもん」
「やだもんって」
「自分はいいけど、子供は別と言うかなんつうか。
まー自分の子供には不自由なく生きて欲しいと言うか」