あたしの証~番外編~
あかりは涙を流しながら、急に抵抗を止めると目を閉じた。




こんな非道な俺を…あかりは受け入れた。


受け入れたんだ。


そう、考えたらただ胸が詰まった。


涙が自然と頬を伝った。



その後、あかりに叫ぶように言うとあかりは黙って部屋を飛び出した。
その姿を見る事もない。


俺は両手で顔を覆う。

もう、俺を苦しめないでくれ。

あかり。





俺は。






俺は。

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