あたしの証～番外編～
あれから二年も経っているし。

あかりは可愛いんだから、出来ていてもなんら不思議ではない。

あの魅力に気付く人がたくさんいてもおかしくない。




…でも、想像以上に俺はショックを受けていた。



今も、あかりが俺を好きでいてくれる確信なんてなかったのに。

どうして、そう思ってたんだろう。



「…でもな、なつ」

「………」

「あかりちゃん、ちっとも幸せそうじゃなかったぞ」

「……どういう…」

「なつといた頃のあかりちゃんは、本当に素敵に笑っていた。
でも、何だろう、なんか…ぎこちなかった」

「………」

「もしかしたら、なつの事引きずってるかもな」

「それは、ないっすよ」

「どうして？」

「彼氏とたまたま喧嘩してたんじゃないですか」

「まあ、その可能性もあるかもな。
でも、俺は前者だと思う。
……なつと、同じ様に」

「………俺は、引きずってなんか…」

「じゃあ、何でこないだの告白断ったんだよ」
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