あたしの証~番外編~
あかりが帰ってから、俺は機材の片づけをしていた。
その時、見計らったようにきょうさんが扉を開ける。
…どっかで見てたんじゃねえのかってぐらいタイミング良くないか。
「なつ、ありがとー」
「………」
「なつ?」
「……絶対用事なんてなかったですよね?」
「いや、あった」
「……何ですか」
「あかりちゃんとなつを二人にさせるって用事」
何だ、それは。
って事は。
「やっぱり用事なかったんじゃないですか」
「で、どうだった」
話逸らしまくってるんだが。きょうさん。
「どうもこうも、ただ彫っただけです」
「どんなデザイン?」
「………秘密です」
「はあ?何で」
「何でもです」
そう言った後に、施術台の上にあかりが書いたイラストが置いてあってしまったって顔をする俺。
そんな俺にきょうさんが気付かないわけがない。
めざとく、その紙をひったくられて見られてしまった。
その時、見計らったようにきょうさんが扉を開ける。
…どっかで見てたんじゃねえのかってぐらいタイミング良くないか。
「なつ、ありがとー」
「………」
「なつ?」
「……絶対用事なんてなかったですよね?」
「いや、あった」
「……何ですか」
「あかりちゃんとなつを二人にさせるって用事」
何だ、それは。
って事は。
「やっぱり用事なかったんじゃないですか」
「で、どうだった」
話逸らしまくってるんだが。きょうさん。
「どうもこうも、ただ彫っただけです」
「どんなデザイン?」
「………秘密です」
「はあ?何で」
「何でもです」
そう言った後に、施術台の上にあかりが書いたイラストが置いてあってしまったって顔をする俺。
そんな俺にきょうさんが気付かないわけがない。
めざとく、その紙をひったくられて見られてしまった。