あたしの証~番外編~
それが、きっとあかりの気遣いで本心だってわかるから。


それから、きょうさんは

「今日は飲みだ、飲み!俺の奢りだぞ!
よし、飲み明かそう!」

なんて、俺の肩に腕を回すとそう声を張り上げた。


まあ、俺とあかり以上にきょうさんは飲んでしまい、結局酔い潰れるんだけどな。
こうやって、喜んでもらえる事だって、嬉しいと思える様になった。



哲にはあかりと復縁してすぐに連絡をした。



「あかりと付き合える様になった」


そう言った俺に、哲は何度も「まじかよ!」と独り言の様に言っていた。


だけど、最後には「おめでとう」と声がして、俺も電話越しに頷いたんだ。



哲にはきちんとあかりを紹介しないとな。



「あかり」

「なにー?」

「今度、紹介したい人がいるんだ」

「…あのさ」

「ん?」


口ごもるあかりを不思議そうに俺は見つめる。

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