あたしの証~番外編~
「なつき、大丈夫?」

「ああ、大丈夫」


殴られた頬が少しまだじんじんするけど。
自業自得なのだから、受け入れるしかない。


「さ、ご飯食べましょうか」

「うん、なつきも行こ?」

「ああ」


ゆうやさんの隣にはりなさん。
その二人と向かい合わせに座る俺とあかり。


「あ、夏樹ちゃん、お酒は大丈夫かしら?」

「大丈夫です」

「やーね、もうかしこまらないでよ。
夏樹ちゃんも、もう私達の大事な人なのよ。
だから、楽しくね」


そのりなさんの言葉に、ゆうやさんがいきなり吹き出した。


「……ははっ、りなが怖いんだよ。夏樹は」

「え、ゆうや、いきなり何を言うの!
怖くないわよ、私は」

「くく、ははは」

「あははは」


それに俺と、あかりも一緒になって笑う。



あかりはどれだけ、この二人に想われてるんだ。
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