あたしの証~番外編~
「お帰りなさ~い」
「…ただいま」
「あ、ら?この子何?」
「……拾った…?」
「…えええええ???拾ったって、ゆうや!」
「よくわからねえけど、見捨てられなかった」
「………珍しいこともあるのね」
「本当に」
俺は足だけで器用に靴を脱ぐと、空いてる部屋の扉を開きベッドにその女を放り投げた。
「あああ、ゆうや!女の子なんだから優しく扱わないと…!!」
「…しらねーし」
「もう、しょうがないわね」
りなはプリプリしながら、丁寧に布団をかける。
そして起こさないように静かに扉を閉めた。
「…あの子、泣いてたわね」
「……」
「…ゆうや」
「……女なんてめんどくせーのにな」
「…ご飯、食べる?」
「ああ、お腹空いた」
「ふふ、よし!今日はスペアリブよ!おいしいわよ~」
「りなの飯は何でもうまいよ」
「ゆうや」