あたしの証~番外編~
照れたように笑うりな。
その横顔を見て、俺はつい微笑む。
本当にりなは真っ直ぐだ。
純粋で汚れない。
そんなりなに俺は憧れに近い感情を抱く。
そして、俺はりなを好きなんだと気付く。
毎日毎日それの繰り返し。
厭きることなくそれは続く。
翌日になってもその女は目を覚まさなかった。
りなが心配になって覗くが、息はしてるみたいだった。
「仕事行ってくるな」
「うん、あの子起きたらご飯あげないとね」
「ああ、頼む。わりぃな」
「いいのよ、ふふ」
「りな、愛してる」
「私も」
りなの唇にキスをすると、俺は真っ白なスーツに身を包んで外へ出た。