あたしの証~番外編~
それからあかりからの連絡はぱたりとなくなった。
咲夜に聞くこともない。
連絡がないと言うことは、うまくいってる証拠なんだろうと勝手に思っていた。
あかりがいなくなった部屋はがらんとして、何故か空しくさせた。
あかりが必要だと思ってたのは俺の方なんだと、改めて気付く。
最初からいなかったのと、いなくなるとでは…違っていたから。
ただ、気になるのは最近来る回数が増えた咲夜のあの女。
イっちゃってる女。
本当に頻繁に来ている。
しかも、毎日結構な金額を
落としていく。
「…咲夜」
俺は営業が終了してから咲夜を呼びだす。
「何ですか」
わざと、咲夜は挑戦的な言い方をする。
それを俺は知ってて気にせず言う。