あたしの証~番外編~
「お前、いつまであの女置く気だ」
「…俺の大事な客です」
「わかってる、お前の太客なのも。
だけどな、面倒起こしてからじゃおせえんだよ。
あれは完璧お前を好きな目だ。
あっちは色だなんて思ってねえ。
いつか、他の客に何か起こるぞ」
「………きちんと管理してますから」
店からしたらでかい金落とす客を毎日連れてくるのはいいことだ。
もちろん当たり前のことであって、それは普通だ。
面倒なこと。
それはあかりに何か起きるってこと。
咲夜はわかっていない。
女ってのをわかってない。
あんな独占欲の強い女、あかりをわかってないわけない。
正直、咲夜に何があってもそれは咲夜が悪いし、関係ねえ。
鼻で笑ってやる。
だけどな、あかりに何かあったら…タダじゃおかねえ。