あたしの証~番外編~
どこかに落としたのかな…。



…………


おろおろと迂回するが、はっとする。





木下さんは昨日、僕を騙したんだ。
今更、どうだっていいじゃないか。







そう、思うと僕は生徒手帳をカバンに入れた。




そして、学校へと向かった。






気分は上がらない。
昨日まではあんなに木下さんに会えるって、ウキウキしてたのに。



今は騙されたことが悔しくて。
悲しくて。
ぐちゃぐちゃだった。





下駄箱に行くと僕はまた、恐る恐る上履きを触った。


また、 何か入ってる…?





ゆっくりとそれを見ると。

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