冷たい君が一途に好き*幼なじみに片想い*(仮)
教室に入ると、俺と颯の席に女が集まっていた。
うわ…座れねぇじゃん。
と思いながら席に行くと「おはよぉ、永井くん♪」と化粧ばっちりの女から言われた。
俺は「…はよ」と軽くあいさつして、なんとか席に座れたが…
「今日もかっこいーね〜♪」
「彼女に立候補したいーっ」
…なんなんだよ、このうるせぇの。
早くどっか行けよ…。
学校の女には冷たくするというより、至って普通に接する。
もちろん、仲良くはしねぇけど。
変に気を持たれたら困るし、あとあと面倒だからな。
…てか、今更だけどなんでここにいんだよ。
だったら颯と話してた方がいいんだけど。
そして、話しかけてくる女に適当に返事して後ろの席の颯を見た。